2013年11月1日金曜日

「昭和モダンキモノ-抒情画に学ぶ着こなし術」~airakaの本棚より

こんにちは、airakaJAPONAISです。
airakaの本棚に新しい本を登録しました。
竹久夢二、高畠華宵など、明治~昭和初期に活躍した挿絵画家により描かれた、華麗な大正浪漫・昭和モダンの香りあふれる着物世界を堪能できる一冊。
当時の女性たちに人気のある西洋的な新しいモチーフも大胆に取り入れられ、現代より自由に着物のお洒落を楽しむ着こなしがとても新鮮です。

こちらの編集をされた「弥生美術館」は、東京都文京区にある「竹久夢二美術館」と同じ敷地にある美術館です。
華宵をはじめ明治~昭和の挿絵画家のコレクションが見られます。

実は学生の頃、私は学芸員資格の実習で「弥生美術館」さんにお世話になりました。
実習の中で、掛け軸の取り扱いというものがあるのですが、なんと!好きな絵を選ばせて頂けたのです!
華宵が好きでこちらでの実習を志望した私は、迷わず華宵の絵をお願いしました。

掛け軸を上から静かに下ろしていくと、そこに梯子にのぼる「八百屋お七」の姿が現れました。
緋色の着物に、切なくも艶やかなお七の眼差しが今でも忘れません。